Nihongo Title


  祈り

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liturgy

キリスト者にとって祈りとは私たち人間の、神との対話です。カトリック教会の祈りには信仰共同体を通して受け継がれてきた祈りが数多くあります。その中でもキリスト信仰の根幹を成す最も大切な祈りは、イエスが教えてくださった「主の祈り」、また古代教会から受け継がれてきた「使徒信条」です。またミサの奉献文、七つの秘跡の祈りのことばなどカトリックの信仰生活の中心となる祈りがあります。さらにロザリオの祈り、教会の祈り、十字架の道行き、など長い伝統を持つカトリックの霊性の中で育まれた祈りも数多くあります。

これらの祈りはさまざまな言語に訳され、全世界のカトリック教会で共通の霊的な糧として、日々それぞれの地域の共同体の集まりのなかで、または個々人の祈りの中で唱えられてきました。

これらの伝承されてきた祈りのことばの他に、ミサの中での共同祈願など個々人の自由な言葉での祈りを共同体の中で分かちあうことも、キリスト者としてともに励ましあい成長していく為に欠くことのできない要素として大切にされています。

さらに日々の生活の中(特に朝晩)での個々人の沈黙も祈りの大切な要素です。沈黙又は祈祷文の祈りを通して、神の前にありのままの自分を差し出し、個々人の思い、願い、悩みを神に問い・語りかけ、また神が今のわたしに語りかけていることを受け取ろうとします。祈りの中で、自らの行い・思いについて内省することを通して、神を賛美し、神に感謝し、時には神にゆるしを求めます。

時には日々の生活から離れた黙想を通して、より深く聖書の中で語られる神のことばに耳を傾け、自分自身への神の恵み、神の働きかけに気づき、個々のキリスト者としての使命を識別し、その神の呼びかけに答えようとします

このような祈りという神と個々人との対話は長いプロセスとして捉えられています。私たちは日々の祈りを通してより祈りが深められ、キリスト者のみならず全ての人、私たちを取り巻く環境を含め、この世界の存在が根底から神からの恵みに生かされていることにより感謝し、キリスト者としてこの世界で奉仕することができるよう願います。

 

主の祈り

この祈りはイエスご自身がわたしたちに教えてくださった祈りです。この祈りの前半は、より大きな神の栄光を願い、後半では、私たちがキリスト者として生きていく中で、日々必要な様々な願いがささげられています。

「主の祈り」
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。アーメン

Cross


使徒信条

「使徒信条」は、起源も古く、二世紀末ごろローマで生まれたとされる代表的信条のひとつです。キリスト教の基本的教義をまとめたもので、キリスト者の信仰の土台として大切にされてきました。

「使徒信条」
天地の創造主、全能の父である神を信じます。
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられて死に、葬られ、陰府(よみ)に下 り、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って全能の父である神の右の座に着き、生者(せいしゃ)と死者を裁くために来られます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。アーメン

 

使徒信条「聖母マリアへの祈り」

(「天使祝詞」(アヴェ・マリア))

この祈りは「アヴェマリア」と呼ばれ、親しまれてきた祈りです。この祈りは、大天使ガブリエルからマリアへ贈られた賛歌から始まります。カトリック教会は、共同体を中心に、イエスが私たち信仰者の母と定められたマリアがいつも私たちの取次ぎ手として祈っていてくださると信じてこの祈りを唱えます。

「聖母マリアへの祈り」
恵みあふれる聖マリア、
主はあなたとともにおられます 
主はあなたを選び、祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました
神の母聖マリア、罪深いわたしたちのために、
今も、死を迎える時も祈ってください 
アーメン


栄唱

栄唱の祈りは、父(天の神)と子(神の子イエス・キリスト)と聖霊のそれぞれのみ名に呼びかけ、この三者(三位一体の神)が共に無限の栄光の中にいつでも、いつまでもとどまり続けられることを願います。

「栄唱」
願わくは、聖父(ちち聖子(こ)と聖霊(せいれい)とに栄えあらんことを。はじめにありしごとく、今もいつも世々にいたるまで。アーメン